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気が付いたら勝手にデリヘル呼んでました

「どうして僕と逢う気になったんですか」「メールがまじめそうだったから」優果さんの携帯の受信メールを見せてもらったらほかの男たちからのメールがびっしり入っている。男性器と女性器の俗称を織りまぜたきわどい文章がやたらと目につく。「いやらしいメールもある女性には受けるんだろうけど、わたしは知性を感じないメールはイヤ」優果さんは外資系企業で働き、子どもがひとりいるという。「義母さんが面倒みてくれてるの」嫁姑関係はいまのところうまくいっているようで、夫は別の京都の外資系企業で働いている。「ねえ。こういうサイトってよく使ってるの?」逆取材を受ける。「今回が初めてですよ。

優果さんは?」こうやって直接逢うのははじめてよ。いま問題になってるじゃない。出会い系がらみの殺人事件が多発して。ちょっとどういうものかなって好奇心も湧くわよね。デリヘルとかにも興味あったし」「見知らぬ人間と出逢うって恐くない?」「恐くないわ。食事するだけだもん」落胆した表情を読みとられたのか、「あなたはちがう目的?」と突っ込まれた。「それもある」「だったら残念ね。

他の人をあたって」ビールの酔いのせいか、人妻は学生時代にやつていたテニスの話をしだした。「大学はどこだったんですか?」「東京」「東京って」「東京大学」このときばかりは優果さんは控えめに発音した。東大キャンパスの詳しい描写を聞くと、ほら何も聞こえない。「べつにあなたとは怪しい関係でもないんだから、これ、いいわよね」ほんのり類を染めた優果さんが名刺をくれた。

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